技適マークは付いていますか? ドローンを購入する前に知ってほしいこと

 

みなさんフリマアプリで買い物してますか?

フリマアプリではドローンも多く売られていて、わたし自身フリマアプリでドローンを購入したことがあります。

フリマアプリでは海外で購入したものを安く売ってるケースが結構あります。

なつのんなつのん

最初は新品じゃなくてとりあえず中古のドローンでも買ってみようかな

そんなことを考えている人は是非この内容を読んでください。

誤ったドローンを購入してしまい、操縦すると”電波法違反”になる可能性があります。

今回はこれからドローンの購入を検討している方へ向けて、

「購入する前に知っておいてほしいこと」を解説していこうと思います。

無資格、無免許でドローンを操縦する条件

 

無資格、無免許でドローンを操縦する条件は

総務省令によると、20196月現在

・技適マークが付いていること

・周波数が2.4GHz帯であること

・電波出力が10mW以下であること

の3つです。

これらに該当しないドローンを購入し、操縦してしまうと、電波法違法になる可能性があります。

 

技適マークとは何か?

総務省令によって定められた、技術基準適合証明のことです。

 

一般に使用される無線機のほとんどに、この技適マークが付いています。

ドローンに関しては、「送信機と機体本体」に技適マークが付いています。

この、技適マークが付いていないドローンは、電波法違反になる恐れがあるので購入する際は十分にご注意下さい。

 

技適マークが付いているドローンの購入方法

技適マークが付いているドローンの購入方法としてわたしがオススメしたいのが、

オススメ

・国内認証済みと書かれたドローンを購入

・大手家電量販店での購入

です。

国内認証済みと記載されたドローンは、技適マークがしっかり入っています。ネット通販などでドローンの購入を検討している方は、国内認証済みドローンと記載されているかをしっかり確認しましょう。

また、記載されていない場合は、販売元へのお問い合わせをすることをオススメします。

大手家電量販店での購入を検討している方は、技適マークの有無を確認する必要はないと思います。

 

周波数と電波出力について

周波数や電波出力についても、誤ったものを購入してしまうと電波法違反になる可能性があるので、注意が必要です。

一般的なホビー用のドローンでは、

・周波数は2.4GHz

・電波出力は10mW以下

となっているので問題ありません。ですが、不安な方は技適マークと同様に、購入の際に確かめてみることをオススメします。

 

注意が必要な場合

一般的なホビー用のドローンでは、基本に問題ないと先ほど書かせていただきました。

しかしホビー用ドローン以外として、

・業務用での使用

FPVドローンレースでの使用

を検討している方は注意が必要です。

業務用で操縦する場合

・第三級陸上特殊無線技士(3級以上)の資格

・総務省へ無線局の開局手続き

が必要です。

先ほど解説した「周波数2.4GHz帯」というのは、「アマチュア無線」の周波数帯です。業務上で無線機を使う場合には、「業務用無線」を使用する必要があります。

一般財団法人日本アマチュア無線振興協会によれば、アマチュア無線とは

「金銭上の利益のためでなく、もっぱら個人的な無線技術の興味によって行う自己訓練、通信及び技術的探求」

と記載されています。

つまり、アマチュア無線(周波数2.4GHz帯)を業務で利用することは法律違反となります。

第三級陸上特殊無線技士の資格とは、用途が業務分野に限られ、遊びには許可されません。ドローンでの業務を考えている方は、こちらの資格を取り、無線局の開局手続き&承認を得る必要があるので注意して下さい。

第三級陸上特殊無線技士の資格を取ることで(周波数5.6GHz5.7GHz帯)の無線電波を扱うことができるようになります。

FPVドローンレースで操縦する場合

・アマチュア無線技士(4級以上)の資格

・総務省に無線局の開局手続き

・国土交通省に目視外飛行の申請

が必要です。

FPVドローンとは、レース用のドローンです。(FPVとはFirst Person Viewの略で一人称視点の意味)レーサーは、FPVゴーグルを装着しドローンに搭載されたカメラから送られてくる映像を、見ながら操縦します。実際にドローンに操縦しているような気分を味わうことができます。

この、FPVドローンレーサーが使用する多くのFPVゴーグルが海外製であり、周波数が5.8GHz帯に設定されています。周波数5.8GHZ帯を扱うのには、アマチュア無線4級以上の資格が必要です。

ちなみに、資格の取得が大変に思われますが、

・第三級陸上特殊無線技士➝合格率約90

・アマチュア無線4級➝合格率約75

どちらの資格も「国家資格」ではありますが、取得難易度は低めとなっております。興味がある方はぜひ挑戦してみて下さい。

 

まとめ

ホビー用ドローンを購入する前に注意したいこと2つ

・技適マークの有無

・周波数2.4GHz帯&電波出力10mW以下

業務上での使用は

・陸上特殊無線技士3級以上の資格が必要

FPVドローンレースでの仕様は

・アマチュア無線4級以上の資格が必要

 

フリマアプリを利用して購入を考えている人は、

国内認証済みで技適マークが付いていることの確認をしてください。